自転車と減災

阪神・淡路大震災の時、当時自分は神戸から約150キロ程離れた岡山に住んでいました。ボランティア元年ともいわれたこの時、自転車でやってきて、わずかながらボランティアをさせてもらいました。

行きは少しでも役に立ちたいと言う友人の申し出に、交通の邪魔にならない加古川あたりまでトラックで運んでもらい、その後無事だった実家を拠点に被災地を自転車でまわりました。あの時はみんな神戸のことを思っていたのを覚えています。

家が全壊して避難所生活を行っていた友人の家族を訪ねたり、お世話になった人々を訪ねたり、交通網が混沌としていたその当時の神戸での移動に自転車はとにかく役立ちました。公共交通網が被害を受けていた街では生活を行う地元の人や、支援にやってくる車などでいろんなところで渋滞がおきていたからです。

カミコベのひとぼうStageの運営ボランティアでは、毎年被災地から帰ってくるカミングライダーを見ていると、彼らは普段乗らない自転車にいきなり乗って戻ってくるのですが、帰ってくる頃にはとてもたくましくなって帰ってきます。自助・共助・公助と言われる防災の一つの視点の中で、サバイバルスキルの向上はまさに自助にあたり、彼らは身をはって実践してくれているのです。

そういえば、東日本大震災のときに、東京で被災して帰宅困難となった、ひとぼうStageの進行Hさんも、神戸に帰ってきてから自転車生活をはじめています。

多くの自転車は家の外に置かれ、ひとたび放置されだすと経年劣化でタイヤは腐り走れなくなってしまいます。もしそんな子が身近にあれば、いつでも役立てるように、この機会によければ一度お手入れをしていただければと、、、

という出発前に書いた下書きを、忘れないうちにあげときます^_^

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